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女性のためのハーブ

更年期障害とは

更年期とは何歳くらい?

一般的には閉経を挟んだ前後の10年間くらいの時期を言います。個人差があるので一概には言えませんが、おおむね50歳前後で閉経を迎えたと仮定すると45歳~55歳前後があなあたの更年期といわれています。

更年期の始まりは、月経周期の変化が見られます。月経周期が乱れ日数や出血量が違うと感じたら、更年期のサインかもしれません。

ここでは、女性ホルモンにかかわる身近な例として「更年期障害」を取り上げてみたいと思います。

更年期のはじまりの特徴

前述したように、おおむね45歳前後で、月経周期が乱れ日数や出血量が違うと感じたら更年期に入ったサインです。
一般的には月経周期(28~30日間)が短くなり、やがて不定期化し、ついには停止した状態になります。そして月経が停止して1年が経過すると閉経と言われています。

閉経までのパターン

正常な月経周期
    ↓
月経周期が短くなってくる
    ↓
一部が無排卵月経に
    ↓
2~3か月に一度の希発月経
    ↓
閉経(月経が1年以上ない状態)

更年期障害とは

閉経期前後になると、卵巣機能が低下し、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が減ることによって引きおこされます。

女性ホルモンのメカニズムは、視床下部、下垂体前葉と卵巣とのフィードバックコントロールによって微妙なバランスの上に成り立っています。
正常な状態では脳がエストロゲンの分泌指令によって卵巣は常に適量のホルモン分泌を行うことができていましたが、更年期になると卵巣機能の低下により脳の要求に対応できなくなります。
そうなると、脳は卵巣からのフィードバックが来ないので、もっともっと分泌するよう卵巣に対する指令ばかりが多くなり、バランスが取れていない状況になります

このアンバランスによって調子が悪くなってしまうのが更年期障害の特徴です。

更年期障害のよくみられる特徴

更年期障害の典型的な特徴は以下の通りです。

のぼせ
物事に集中できないほど顔がほてって熱くなる。
冷え症
夜もなかなか寝付けないほど、手足が冷たくなってしまう。
ほてり
急にほてって汗が出る。


そのほかにも、「めまい」「むくみ」「頭痛」「便秘」「肩こり」「疲労倦怠感」「どうき」「不眠」「腰痛」などの症状がみられることもあります。


更年期のセルフケア

1.生活習慣の改善
 ①有酸素運動(からだを動かして代謝の改善)
  ウォーキング、軽いエアロビ、水泳(水中歩行)、太極拳など
 ②心のバランスを整える
  気分転換
  きちんと深呼吸
  趣味を楽しむ
  ストレスをためない
  リラックスする時間を作る
  少ない時間でも自分のための時間を作る
 
2.医療機関への受診、一般用医薬品での対処
 はっきりとした重篤なつらい症状が出ているときは、迷わずその症状に応じた医療機関を受診し医師と相談をしましょう。 その医療機関で更年期障害と診断されれば産婦人科医を紹介され、治療が始まります。

3.ハーブによって健康管理