フランキンセンス

日運・月運・年運について

前章では、傾斜鑑法を通して、 生涯を通じて現れやすい性質や人生のテーマについて見てきました。

今回はそこから一歩進んで、日運・月運・年運という 刻々と巡る運勢の流れを読み解いていきます。

当サイトの占術ツールを使いながら、 今どのような気の流れの中にいるのか、 その結果をどのように受け止め、日々の行動にどう活かしていけばよいかを、 わかりやすくお伝えしていきます。

パソコンで運勢を確認するイメージ

この講座の目次

1. 九星は刻々と巡る

読書をしながら学ぶイメージ

第3章では 「本命星や月命星の求め方」 についてお話ししました。 講座では、自分の本命星・月命星・日命星を 概要暦早見表 で確認しましたが、年運・月運・日運を見るためには、 それぞれの時期に九星がどのような順序で巡っていくのかを知っておくことが大切です。

つまり、年と月の九星は基本的に大きい数から小さい数へ巡っていきますが、 日の九星だけは、1年の中で陽遁陰遁が切り替わるため、 巡り方も変化します。厳密にいえば、時間の九星も同じように動いていきます。

なお、切り替え日には流派によって若干の違いがありますが、 当サイトの占術ツールでは次の考え方で扱っています。

ここで、九星盤の側からこの動きを見てみましょう。 九星盤における 九星の回り方 を思い出してみてください。

たとえば2025年は「二黒土星」の年です。 これは、年盤の 中宮 に「二黒土星」が回座している年ということです。 つまり、その年の九星盤全体は、それに応じた配置になります。

では次の年はどうなるでしょうか。 年度の九星は大きい数から小さい数へ巡るため、 「二黒土星」の次は「一白水星」です。 年盤で「一白水星」が中宮に入る年には、 前年に中宮にいた「二黒土星」は乾宮へ移っていきます。

このように、年盤の中宮だけを見ると 「大きい数から小さい数へ巡る」ように見えますが、 ひとつの星に注目して盤の中で追っていくと、 中宮→乾宮→兌宮→艮宮→離宮→坎宮→坤宮→震宮→巽宮という 飛泊順 で動いていることがわかります。

この感覚がつかめてくると、 「来年はどのような気の流れになりやすいのか」 「今月はどんなテーマが表に出やすいのか」 を、文章を読む前から少しずつつかめるようになります。

2. では年運を見てみましょう

前節では、年・月・日の九星が規則的に巡っていることを見てきました。 年運とは、その年に巡ってきた九星の配置から、 1年間を通してどのような傾向が出やすいかを見るものです。

「ヘッダーメニュー」 → 「今年の運勢」 → 「今年の運勢を読む」をクリック(タップ)
それでは、 こちら から実際に年運を見てみましょう。

ニックネーム、生年月日、性別を入力し、 「この条件で年運を見る」をクリック(タップ)すると、 その下に該当年の年運本文が表示されます。

年運の本文は「〇〇星の方:」という書き出しのあと、 まず次のような参考情報が表示されます。

ここで大切なのは、まず自分の本命星がその年にどの宮へ回座しているかです。 たとえば2026年度は一白水星の年です。 もしあなたの本命星が「二黒土星」であれば、 その年の年盤では二黒土星は「乾宮」に回座しています。 この場合、その1年間は乾宮の象意が大きなテーマとして現れやすくなります。

次に見るのが、本命星の 定位 に被同会している九星です。 たとえば本命星が「二黒土星」の方の定位は「坤宮」ですから、 2026年の年盤で坤宮に回座している九星を見ることになります。 これは、その年に外側からどのような働きかけや課題が起きやすいかを読む手がかりになります。

同会・被同会とは

九星は刻々と巡っています。 その年・その月・その日の盤において、自分の本命星がある宮に入ることを 回座するといい、 「乾宮に同会した」「乾宮同会の年」 というように表現します。

反対に、自分の定位に別の九星が回座してきている状態を 被同会するといいます。 これは、自分から動いて出る象意というより、 外から働きかけてくる作用として読むと理解しやすいでしょう。

年運の本文は、こうした盤面の情報をもとに、 その年の流れ・注意点・活かし方を文章としてまとめたものです。 まずは「今年はどんな土台の上に立っているのか」を知るつもりで読むと、 とても使いやすくなります。

3. 毎月(日)の運勢も見てみましょう

年運が1年全体の大きな流れを見るものだとすれば、 月運や日運は、その流れの中で「今、どのような空気が動いているのか」を細かく見るためのものです。

たとえば、年運は大きな地図、 月運はその月に進むルート、 日運はその日に実際どう動くかの足取り、と考えるとわかりやすいかもしれません。 同じ年の中でも、月によって追い風の時期もあれば、 慎重さが求められる月もあります。

「ヘッダーメニュー」 → 「今月の運勢」または「今日の運勢」 → 「今月の月運を読む」または「無料で今日の運勢を見る」をクリック(タップ)
それでは、 こちら から月運を見てみましょう。

ニックネーム、生年月日、性別を入力し、 ボタンをクリック(タップ)すると、 その下に該当する月運本文が表示されます。 日運も基本的な見方は同じです。

月運の本文は「〇〇星の方:」という書き出しのあと、 冒頭に次のような参考情報が表示されます。 (日運の場合は「今日の参考情報」に同様の考え方が記載されます。)

年運では「年盤」と「定位盤」を用いましたが、 月運や日運では、その月の月盤(日運では日盤)に加えて、 背景として年盤や月盤を重ねて読んでいきます。

たとえば2026年4月は六白金星の月です。 あなたの本命星が「二黒土星」であれば、 4月の月盤では二黒土星は「坎宮」に回座しています。 つまり、その1か月間は坎宮の象意が表れやすくなるということです。 これが月運の1行目に書かれている内容です。

次に、その月盤で本命星が入っている宮を、 今度は年盤の側から見ます。 その宮に年盤でどの九星が同会しているかを見ることで、 その月にどのような作用が重なっているかを読みます。 つまり、月運は 「今月の回座宮の象意」×「年盤から重なってくる象意」 という形で理解するとわかりやすくなります。

月運では「同会する星」が毎月変わる

年運では定位盤と年盤を組み合わせて読みましたが、 月運では年盤と月盤との同会法で読みます。 定位盤は固定された盤ですが、年盤や月盤は刻々と動いています。 そのため、同会してくる九星も毎月変化し、 月ごとの空気や課題にも違いが出てきます。

年運で1年の大きな地盤を確認し、 月運でその月の流れを整え、 日運で実際の動き方を微調整する。 この順番で見ると、占術ツールがぐっと実生活に活きてきます。

4. 月の変わり目は1日ではない

すでに 月命星 の説明でもお話ししましたが、 気学では月の切り替わりは、一般的な暦の「1日」ではなく、 節入りを境にして考えます。

したがって、月運を見るときも、 その月の1日から新しい月運になるとは限りません。 月の前半は前月の気が残り、 節入りを境に新しい月の気へ切り替わる、という理解が必要です。

節入りの日は毎年1〜2日ほどの差がありますが、 月間早見表 を参考にしてください。正確な日付は暦などでご確認ください。

5. 凶殺が付いた月運が出たとき、どう気持ちを整えればよいのか

月運や年運を見るとき、 「悪い運勢が出たらどうしよう」と不安になる方もいらっしゃると思います。 ただ、私は占術ツールの本文の中で、単純に「悪い月」「悪い年」と断定する書き方はできるだけ避けています。

実際には、 前章で述べたように、 大切なのは 「その月にどのような凶殺が付き、どのような注意が必要か」 を知ることです。

当サイトの月運では、特に回座している月盤の宮や、 同会している年盤の宮に 暗剣殺月破 などがある場合、 動き方を整える意味で、できるだけ本文の中に反映するようにしています。 凶殺が付いた月には、それ相応の注意点と対処のヒントがありますので、 そこを丁寧に読んでいただければ十分に活かすことができます。

ここで、毎月・毎日の運勢を見る上で、 とても大切な言葉をひとつお伝えします。

吉凶悔吝(かいりん)は動より生ず

これは『易経』繋辞下伝にある言葉で、 吉も凶も、人の動きや変化によって現れてくる、という意味です。

つまり、どれほど良い運勢の日であっても、 何も動かなければ、その吉意は現れにくいのです。 逆に、凶殺のある月であっても、 慎重さ・準備・心構えを持って行動すれば、 被害を小さくし、むしろ学びに変えていくこともできます。

気学の運勢は、 あなたを縛るためのものではなく、 より良い動き方を知るための道しるべです。 良い月には前向きに進み、 注意の月には整えながら進む。 その積み重ねが、やがて大きな差になります。