第1章から第6章までは、気学の基本的な考え方や用語について、 土台となる知識を順番にご説明してきました。
ここからは実践編として、当サイトの占術ツールを使いながら、 実際に結果をどのように読み取り、どう日々に活かしていくかを見ていきます。
まず最初に取り上げるのが傾斜鑑法です。 傾斜鑑法は、表に見える性格だけでなく、 あなたの内面の本質や、生涯を通じて向き合いやすい人生のテーマを読み解くための大切な方法です。
第3章では、本命星と月命星について、 その求め方や意味を具体的にご説明しました。 それぞれの星には、次のような役割があります。
傾斜鑑法では、この2つを組み合わせて、 生まれ月の月盤の上で、本命星がどの宮に位置するかを見ます。 その位置が傾斜宮であり、 そこに対応する九星の性質が、 その人の内面の本質として現れると考えます。
九星気学では、生まれたときの月盤(=月命盤)を、 一生変わらない「内面の地図」のように扱います。 つまり傾斜鑑法とは、 その人が生涯を通じて持ちやすい気質や、 繰り返し向き合いやすい人生のテーマを読み解く方法なのです。
この方法を使うことで、たとえば次のようなことが見えてきます。
理屈だけではイメージしにくいと思いますので、 ここからは実際に占術ツールを使いながら見ていきましょう。 生涯運は、次のメニューから確認できます。
「各種占術ツール」 → 「各種の生涯運」 → 「占いをする」をクリック(タップ)
それでは、
こちら
から早速見てみましょう。
ニックネーム、生年月日、性別を入力すると、 その下に「鑑定したい運勢内容」を選択する欄があります。
どの項目を選んでも、 まず最初に「性格」に関する内容が表示されます。 これは傾斜宮から見た、その人の根本的な性質を示す部分です。
この生涯運の本文は、 あなたの生まれつきの月盤(=月命盤)をもとに、 各宮に回座している九星や 凶殺(第5章参照) の有無を確認しながら文章化しています。
まずは一通り結果を読み、 「どこが自分らしいと感じるか」 「どこに繰り返しやすい課題がありそうか」 を意識しながら確認してみてください。 そのうえで、この先を読むと理解がぐっと深まります。
ここで、生涯運を読むうえで大切なことを一つお伝えしておきます。
気学という占術は、あなたの未来や過去を断定的に言い当てるための道具ではありません。
生涯運の結果を見て、 「よく当たっている」と感じる部分もあれば、 「少し違うかもしれない」と感じる部分もあると思います。 ですが、気学は当たり外れだけを競うためのものではありません。
大切なのは、そこに示されている傾向を知ることで、 「自分はどう動けば、より良い象意を引き出しやすいか」 を考えることです。
良い象意が見えるときは、小さくても前へ進む。 重たい象意が強いときは、無理をせず整えながら進む。 そうした積み重ねが、人生を少しずつ良い方向へ導いていきます。
気学は、あなたを縛るためのものではなく、 あなたがより良い選択をするための地図として使うものです。
生涯運の占術ツールを見ると、 冒頭に「〇〇傾斜の性格」という見出しが出てきます。 これは、生まれ月の月盤上で本命星がどの宮に位置するかを見て、 その傾斜宮の性質を 「内面の本質」として表しているものです。
そのあとに続く各テーマ (恋愛、仕事、家族など)の本文では、 生まれ月の月盤において、 それぞれの宮にどの九星が回座しているか、 また凶殺が付いているかどうかを見ながら内容を記載しています。
傾斜鑑法は、人生で繰り返し向き合いやすいテーマを示します。
それは「避けられない宿命」というよりも、
あなたが成長するために何度も出会いやすい課題、と理解するとよいでしょう。
そのテーマは、たとえば次のような形で現れます。
つまり傾斜鑑法は、 「何が起こるか」を一方的に決めつけるものではなく、 「自分はどのようなテーマと向き合いながら生きやすいのか」 を知るための見方です。
生涯運の本文には、 該当する宮に凶殺があるかどうか、 またその意味についても記載しています。 凶殺という言葉だけを見ると、 どうしても「悪い運勢」と感じてしまうかもしれません。
しかし、傾斜鑑法における凶殺は、 単純な不幸の印というより、 その人の人生テーマが強く表れやすい配置 として読む方が自然です。
たとえば、そのテーマは次のような形で現れやすくなります。
ただし、ここを悲観的に捉える必要はありません。 長年気学を実践している方々の中には、 こうした強いテーマを持つ命式の人ほど、 逆に大きく成長したり、 経験を糧にして強さを身につけたりする例が多い、 と感じておられる方も少なくありません。
傾斜鑑法に凶殺があるから不幸になる、ということではありません。
むしろ人生で向き合うべきテーマが濃く出やすい命式と考える方が、
実践的で前向きです。
たとえば、困難や妨害を経験しやすい人は、 そのぶん先を読んで備える力や、 変化への対応力を身につけやすいことがあります。 一見すると重たく見える象意も、 長い目で見ると、その人の判断力や強さの源になっている場合があるのです。
しつこいようですが、 傾斜鑑法で示される内容は、 あなたの人生を決めつけるための宣告ではありません。 それは、あなたが繰り返し向き合いやすい「人生のテーマ」を知らせてくれるものです。
暗剣や破れなどの凶殺も、 ただ「悪い運勢」と捉えるのではなく、 「ここは特に丁寧に向き合うべき分野なのだ」と理解してみてください。 そうすることで、同じ課題に出会ったときにも、 早めに気づき、よりよい対処ができるようになります。
気学は、恐れるための学問ではなく、 生き方を整えるための学問です。 傾斜鑑法の結果も、どうかあなた自身を責める材料ではなく、 より良く進むためのヒントとして使っていただければと思います。