前章までで、九星と九星盤の概要について見てきました。 特に 九星 や 五行 の象意、 そして方位については、折に触れて見直しながら少しずつ慣れていくのが大切です。
九星盤の見方と、その回り方に慣れてきたところで、 この章では基礎編の最後として大凶殺を学びます。 気学では、誰でも避けるべき強い凶方位が八つあり、 それらをまとめて八大凶殺と呼びます。
ここでは、 「五黄殺」「暗剣殺」「歳破」「月破」「本命殺」「本命的殺」「月命殺」「月命的殺」 について、順番に解説していきます。
年盤や月盤で「五黄土星」が回座する方位を五黄殺と呼びます。 五黄土星は後天定位盤では中央にあり、象意としても 「中心」「帝王」「破壊と再生」など、非常に強い性質を持つ星です。 その五黄土星が中宮を離れて他の八方位へ回ると、その方位は強い凶方位となります。
逆に、五黄土星が中宮にいる年や月には、五黄殺方位そのものはありません。 ただし、その場合は暗剣殺も中宮に入るため、新築・改築・動土などは慎重に考えた方がよいでしょう。
五黄殺の特徴
暗剣殺は、年盤や月盤で五黄土星が回座する方位の 正反対に現れる凶方位です。 五黄殺と同じく、すべての人にとって避けたい方位です。
五黄殺が「自分側から崩れていく凶」とすれば、 暗剣殺は「外から突然降りかかる凶」と考えると分かりやすいです。
暗剣殺の特徴
第4章では、定位盤における十二支の位置について説明しました。 歳破は、その考え方を使って求めます。
それぞれの年には十二支があります。 たとえば2025年は「乙巳」、2026年は「丙午」でした。 その年の十二支と反対の方位が、歳破です。 たとえば2025年の巳年であれば、反対の亥の方位、西北が歳破になります。
歳破の特徴
年に十二支があるように、月にも十二支があります。 月破は歳破と同じ考え方で、その月の十二支の反対方位を指します。
たとえば6月が午月であれば、その反対である子の方位、つまり北が月破となります。 月破は歳破ほど大きな凶禍ではないものの、やはり「争いが起こって破れる」作用を持つ凶方位です。
月破の特徴
年盤・月盤で、自分の本命星が回っている方位を本命殺、 その反対方位を本命的殺と呼びます。 どちらも凶方位です。
ここは実際に盤を見ながら覚えるのが一番です。 暦概要早見表で 2025年5月21日を指定してみてください。 2025年の年盤では中宮に二黒土星が入り、その下に 「五黄殺:艮宮」「暗剣殺:坤宮」「歳破:乾宮」などが表示されるはずです。
たとえば、自分の本命星が一白水星だと仮定します。 すると2025年の年盤では、一白水星は巽宮、つまり東南にあります。 この方位が本命殺で、その反対の乾宮、西北が本命的殺になります。 さらに5月の月盤では、一白水星が兌宮、西にあるので、西が本命殺、反対の震宮、東が本命的殺になります。
本命殺・本命的殺の特徴
年盤・月盤で、自分の月命星が回っている方位を月命殺、 その反対方位を月命的殺と呼びます。 こちらも凶方位です。
たとえば月命星が四緑木星だとします。 先ほどの2025年5月21日の年盤では、四緑木星は兌宮、西にあります。 したがって西が月命殺、反対の震宮、東が月命的殺となります。 また5月の月盤では、四緑木星は坎宮、北にありますので、北が月命殺、反対の離宮、南が月命的殺になります。
月命殺と月命的殺はどちらも凶方位ですが、 一般には月命殺の方が強く表れやすいと考えます。
ここまで学ぶと、「では実際にどうやって吉方位を探すのか」という疑問が出てくると思います。 基本的な手順は、次のように考えると整理しやすいです。
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