フランキンセンス

大凶殺の知識

前章までで、九星と九星盤の概要について見てきました。 特に 九星五行 の象意、 そして方位については、折に触れて見直しながら少しずつ慣れていくのが大切です。

九星盤の見方と、その回り方に慣れてきたところで、 この章では基礎編の最後として大凶殺を学びます。 気学では、誰でも避けるべき強い凶方位が八つあり、 それらをまとめて八大凶殺と呼びます。

ここでは、 「五黄殺」「暗剣殺」「歳破」「月破」「本命殺」「本命的殺」「月命殺」「月命的殺」 について、順番に解説していきます。

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この講座の目次

1. 五黄殺

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年盤や月盤で「五黄土星」が回座する方位を五黄殺と呼びます。 五黄土星は後天定位盤では中央にあり、象意としても 「中心」「帝王」「破壊と再生」など、非常に強い性質を持つ星です。 その五黄土星が中宮を離れて他の八方位へ回ると、その方位は強い凶方位となります。

逆に、五黄土星が中宮にいる年や月には、五黄殺方位そのものはありません。 ただし、その場合は暗剣殺も中宮に入るため、新築・改築・動土などは慎重に考えた方がよいでしょう。

五黄殺の特徴

  • 災禍は主として自動的に起きる
  • 営業不振、信用破滅、手形の不渡など、自らの欲も絡んで破滅に陥りやすい
  • 転居や新築では、内部からの自滅、盗難・貧困・病苦などの方災を受けやすい

2. 暗剣殺

暗剣殺は、年盤や月盤で五黄土星が回座する方位の 正反対に現れる凶方位です。 五黄殺と同じく、すべての人にとって避けたい方位です。

五黄殺が「自分側から崩れていく凶」とすれば、 暗剣殺は「外から突然降りかかる凶」と考えると分かりやすいです。

暗剣殺の特徴

  • 災禍は主として他動的に起きる
  • 取引先の不渡りや売掛債権の焦げ付きなど、他者の事情に巻き込まれやすい
  • 旅行や移動では、重大なけがや心の傷、交通事故などの形で表れることがある

3. 歳破

方位と十二支の関係

第4章では、定位盤における十二支の位置について説明しました。 歳破は、その考え方を使って求めます。

それぞれの年には十二支があります。 たとえば2025年は「乙巳」、2026年は「丙午」でした。 その年の十二支と反対の方位が、歳破です。 たとえば2025年の巳年であれば、反対の亥の方位、西北が歳破になります。

歳破の特徴

  • 災禍は争いが起こって破れる形で表れやすい
  • 営業上では、商売敵との争い、部下の背任行為などで破れることがある
  • トラブルや争いごとの中でけがをしやすい

4. 月破

年に十二支があるように、月にも十二支があります。 月破は歳破と同じ考え方で、その月の十二支の反対方位を指します。

たとえば6月が午月であれば、その反対である子の方位、つまり北が月破となります。 月破は歳破ほど大きな凶禍ではないものの、やはり「争いが起こって破れる」作用を持つ凶方位です。

月破の特徴

  • 歳破と同じく、争いが起こって破れる作用がある
  • 年単位ではなく、月々の「取引」「商談」「縁談」「仕事」などを見るときに用いる
  • この方位の取引先や商談は争いが起こりやすい
  • 縁談や出会いでは、第三者の干渉や中傷が入りやすい

5. 本命殺・本命的殺

年盤・月盤で、自分の本命星が回っている方位を本命殺、 その反対方位を本命的殺と呼びます。 どちらも凶方位です。

ここは実際に盤を見ながら覚えるのが一番です。 暦概要早見表で 2025年5月21日を指定してみてください。 2025年の年盤では中宮に二黒土星が入り、その下に 「五黄殺:艮宮」「暗剣殺:坤宮」「歳破:乾宮」などが表示されるはずです。

たとえば、自分の本命星が一白水星だと仮定します。 すると2025年の年盤では、一白水星は巽宮、つまり東南にあります。 この方位が本命殺で、その反対の乾宮、西北が本命的殺になります。 さらに5月の月盤では、一白水星が兌宮、西にあるので、西が本命殺、反対の震宮、東が本命的殺になります。

本命殺・本命的殺の特徴

  • 災禍は主として健康上の悪作用として表れやすい
  • 本命殺は特に警戒が必要で、病気が重くなりやすい
  • 本命的殺は、自分から病難や錯覚を破る方位となるため、療養目的の転地や入院にも注意が必要

6. 月命殺・月命的殺

年盤・月盤で、自分の月命星が回っている方位を月命殺、 その反対方位を月命的殺と呼びます。 こちらも凶方位です。

たとえば月命星が四緑木星だとします。 先ほどの2025年5月21日の年盤では、四緑木星は兌宮、西にあります。 したがって西が月命殺、反対の震宮、東が月命的殺となります。 また5月の月盤では、四緑木星は坎宮、北にありますので、北が月命殺、反対の離宮、南が月命的殺になります。

月命殺と月命的殺はどちらも凶方位ですが、 一般には月命殺の方が強く表れやすいと考えます。

7. 大凶殺を実際にどう扱うか

ここまで学ぶと、「では実際にどうやって吉方位を探すのか」という疑問が出てくると思います。 基本的な手順は、次のように考えると整理しやすいです。

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