気学では、人は生年月日によって先天的な傾向を持って生まれると考えます。 けれども、それは「何をやっても無駄」という意味ではありません。
気学には「吉凶は動より生ず」という考え方があります。 自分の運気の傾向を知り、良い流れは伸ばし、悪い流れには対策を打つ。 そのために、まず最初の基本となるのが本命星と月命星です。
前章では気学を理解するための準備として、よく使う用語を整理しました。 この章では、いよいよ気学の最初の入口である 「本命星」と「月命星」について見ていきましょう。
気学では、生まれた年の九星を本命星、 生まれた月の九星を月命星と呼びます。 どちらも、性格や運勢を見るうえで基本となる、とても大切な情報です。
本命星や月命星は、 概要暦早見表 から確認できます。 生年月日を入力して「調べる」を押すと、先頭のテーブルに 年・月・日の3行が表示され、それぞれに「干支」と「九星」が出てきます。
まずは「年の九星が本命星」「月の九星が月命星」と覚えてください。 ここが気学の最初の土台になります。
本命星を見るときに、特に注意しなければならないのが立春です。 気学では、1月1日で年が切り替わるのではなく、 立春を境に新しい年の気に入るという考え方を取ります。
そのため、2月3日ごろまでに生まれた方は、 一般的な西暦の感覚ではその年生まれでも、 気学では前年生まれとして本命星を見ることがあります。
このプログラムでは、2月3日以前はすべて前年の九星と干支を表示するようにしています。 ですから、2月初旬生まれの方は特に注意してください。
月命星でも、同じように注意点があります。 月命星は、単純に1日〜月末で区切るのではなく、 その月の節入りを境に切り替わります。
この節入りの日は年によって少しずつ変わります。 プログラムでは下の早見表をもとに判断していますが、 節入り前後に生まれた方は、萬年歴や正確な暦で確認することをおすすめします。
| 月 | 期間 |
|---|---|
| 1月 | 1月6日~2月3日 |
| 2月 | 2月4日~3月5日 |
| 3月 | 3月6日~4月5日 |
| 4月 | 4月6日~5月5日 |
| 5月 | 5月6日~6月5日 |
| 6月 | 6月6日~7月7日 |
| 7月 | 7月8日~8月7日 |
| 8月 | 8月8日~9月7日 |
| 9月 | 9月8日~10月8日 |
| 10月 | 10月9日~11月7日 |
| 11月 | 11月8日~12月7日 |
| 12月 | 12月8日~1月5日 |
九星とは、一白、二黒、三碧、四緑、五黄、六白、七赤、八白、九紫の九つの星のことでした。 前章でも触れたように、これは八卦の象意を配当したもので、 方位や性情と深く結びついています。
本命星は、その人の基本的な性格や人生のベースを見ていくうえで重要です。 一方、月命星は、心の動きや感情のクセ、反応の仕方などを補足する役割を持ちます。
つまり、本命星だけで人を決めつけるのではなく、 本命星を土台にして、月命星でその人らしさの細部を読む という感覚が大切です。
九星の特徴については、 こちらから学ぶことができます。 また、自分の本命星を含めてじっくり性格を見たい方のために、 いずれ性格診断ツールともつながっていきます。
この段階では、細かい鑑定テクニックに進む前に、 まずは「九星にはそれぞれ明確な個性がある」という全体像をつかんでください。 それが、この先の盤の見方や運勢判断の理解につながっていきます。